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心身一如。マイペースに適度な運動習慣を持つことの効用

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公開日: 2023-10-29 更新日: -

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人間の心と体はつながっている、というかそもそも一体?

いくつか取り留めもない草稿を書き散らしていたので、きちんとまとめて放出していこうと思う。その第1弾。

心身一如(しんしんいちにょ/いちじょ)」という仏教や東洋医学で用いられる四字熟語がある。近年、私はこの言葉が好きで常に意識している。

心と体は別のものではなく密接につながっていて、お互いに影響を及ぼし合う、表裏一体を成すということを表現した言葉だ。つまり、どちらか一方を疎かにすれば、もう一方にも疎かにした分の影響が出るし、逆もまた然りという考え方。何を当たり前のことをという人も多いかもしれないし、そもそも心と身が分かたれたものという前提を疑うべきなのかもしれない。

体を動かす、アクションすることが良い循環に

「心身一如」。この言葉を私が拡大解釈すると、人間が運動すること、動くまたは動いていることは生命活動上とても重要で、それは呼吸にも等しいものだということ。

心の状態は見えにくく整えにくいが、体はとにかく意志ひとつで動かせる。体を動かすと、人間の身体・細胞は内外から活性し、また循環する。そして、活動に伴って意欲が自ずと湧き、心も健康的になる。”サビない体“という比喩表現があるが、とにかく物理的に動くことの効果は大きい実感がここ数年ある。

抽象的な話になってしまっているが、つまりはあれこれと考え過ぎて動かずにいるより、まずは動いてみることが肝要という、割と言い尽くされたような帰結が書きたかったのだ。

人間が持つ身体性と表現する力

現代社会(日本)は、運動習慣を持たずとも生きていけるような環境に身を置くことも可能だ。

しかし「心身一如」を念頭に置くと、とりあえずできそうなこと、やってみたいことや向いていそうなことから手当たり次第に何らかの運動や活動をすることがとても大切なのでは、なんてことを考えている。

2023年前半はGenerative AI(生成系AI・Artificial Intelligence/人工知能)の技術発展やツール群がもてはやされた。AIの発展とともに、私たち人間とはどんな存在か考えたとき、身体的に動き回ることで環境からインプットされた情報をアウトプットに変え、独自に表現する力を特質として持っていることに気付く。

人間としてできることやその感性を見据えると、能力をAIと比較する必要さえないとも思う。

ちょっとした運動または動く習慣がもたらす良い効果

私は運動のルーティンに、自重の筋力トレーニング、散歩/ウォーキング、ランニング、水泳、ハイキング/登山などを位置付けている。ライトに実施でき、お金もそれほどかからないもので週数回行うものもあれば、登山などは数か月に一度だったりする。どれかを継続して実施するだけでも、心身や活動意欲に対しての効用を感じる。

また、運動をすることでセロトニンやエンドルフィンといった心を安定化させる働きを持つホルモンが分泌されるといわれる。いわゆる幸せホルモンと呼ばれるものだ。やってみるだけで楽しさや気持ち良さ、ストレス解消もついてくるうまい仕組みになっているのだ。

科学的に正しいやり方というのも重要だとは思うが、形や追求は二の次に思える。大事なことはマイペースを保ち無理をしないこと、楽しみとして実施すること。いざ目標を掲げてみたものの合わない、無理をすることで続けられなかった、だとあまり意味がない。

食への心がけや息抜きの楽しみを持つことも

近隣の公園などに出かけての森林浴やプチ瞑想をしたり、食生活や食事バランスにも配慮・工夫を加えたりすることでストレスが溜まりにくく、身体やマインドがより健康的になっていっているように実感する。

食に関しては、商品のカロリー表示を常に見るようになったし、PFCバランス(Protein/タンパク質、Fat/脂質、Carbohydrate/炭水化物の摂取比率)も頭の隅に置いて買い物をするようになった。

健康一辺倒になると窮屈なので、ごくたまにBARなどに行ってお酒を飲みつつ、マスターやお客さんとおしゃべりをしたり、人と交流を持つこともまた息抜きや楽しみだったりもする。それと旅から受ける影響も大きい。そんな感じ。


Category: Life
Tag:
#exercise
#mind
Author: Cloudy knot
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